博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

二十五話・借入が完全に自分の預金と勘違いしていた4号機。

2018年8月28日

 

朝一からマイジャグの新台を打つも手答えがイマイチである。

 

この日に使える金は2万までだ。前日の南関競馬で勝った金である。

 

念のためだが、妻から振込みを頼まれた五万も財布には入っている。(マンションの管理費&駐車場代)

これには手をつけられない。

 

マイジャグ

ビック6レグ9合算130

 

悪くないが、コインが飲まれる、良くて設定2か3だな、止め。

 

近隣のパチンコ屋を覗くと北斗無双のイベントをやっている。

 

早速、命釘と道釘をチェックし打ち始めると回る。等価で24回れば上出来だ。

 

投資8千円、待望の金保留か出現、

無事に当たり、確変STに突入。

ST中、リーチにすらかかる気配が無い…

 

60回転目で一旦止め。

 

 

必殺のデモ出し、ズラしの技を繰り広げてもリーチが来ない…

(ズラしとは、必勝ガイドのウエノマンが言っていたが拾いのタイミングにより周期をズラす事らしい)

 

結果…

『終了』

 

『はぁ?ふざけてんの?、もう二度と打たねーわ』と言いつつも続行。

 

追い銭、5千円で当たり無事に確変STに入る

『さっきは、ラオウを選択したのが敗因だな、今回はケンシロウだ)

※当たりフラグと関係無いのは知ってます。

 

二連…

 

無双の二連でも三千発出たので助かった。

 

しかし、結果は無残な18000円の負けである。

(無双の後、ジャグの未練打ちにより玉砕)

 

 

時は14時半で勝負は決まった。

 

勝ったら大井でマトTをもらいに行く予定であったが負けたため、近くの立ち食い屋で天ぷらうどんを食べ、生中を呑み帰宅した。

 

『嗚呼…また、やっちまった…』

 

かつて、獣王によって私の金銭感覚が完全に変わってしまったが、その後には、それに匹敵する台がゾクゾクと登場するのである。

 

当時、獣王で勝負する店は決めていた。

藤沢の『パラッツォ北口店』か大船の『ジュノー』だ。

 

ジュノーにも当然、獣王が入るのだが私はしっかりとチェックしている。

新台入替2日目の朝一から並ぶが、ジュノーでは、抽選があり私は20番目。

獣王は18台しかない。

 

『まずいな、取れないかも知れんな…』

 

4号機を打つ時には七万近くは財布に入れるのが基本であるため、アイフルアコムで事前に借入しとくのである。

※天井等も考慮する。

 

 

 

過去にアコムでの借入に5往復した記録がある、あの時は、ちまちま借入していたが、獣王が相手では一度にガツンと借入するのがクズの王道である。

(当時は完全に思考回路がショートしていたため、勝って返すが基本であり、借入する怖さは後で恐ろしいくらいに知ります)

 

朝の入場が始まるとみんな猛ダッシュで獣王を取りに走る。

 

私は一手遅れて、メガネ野郎に台を取られてしまい争奪戦から脱落…

 

仕方が無いので獣王が見渡せる位置にある、全く打ちたくもない、カスみたいな台(北電子のサーカス)を朝一から叩くのである。

 

『この位置なら獣王を途中で止める奴もいるはずだから見渡せるな。

よし、サーカスには誰も座ってはいないが獣王をチェックしながら打つか』

 

サーカスとはジャグラーの先代であり、後告知台のAタイプである。

 

サーカスを叩くとモーニングが入っていたのだろう。1ゲーム目からからペカったのである。(モーニング確定)

 

 

サーカスは実に詰まらない、ポコポコ当たりはじめるが、実に詰まらない。

 

獣王が騒がしく楽しそうであった。

 

だがこのサーカス、何故かポコポコ当たるのである。

 

12時には1500枚程出ているのであった。

 

私がメガネ野郎に取られた台も調子が良さそうである。シマウマやゾウにキリンの叫び声まで聴こえ、踊りたくなるようなサバチャンラッシュ30をチラ見すると…

 

実に腹ただしい。

 

 

サーカスの豆電球のペカりと獣王のドットや台から聴こえる、けたたましい叫び声等が圧倒的であり、面白さがまるで違う。

 

夕方に、なっても獣王の島では誰も席から立たない。

 

私しか打っていないサーカスは何故か2箱カチ盛りである(強烈に詰まらないので俵積みしながら叩いてた)

 

21時でギブアップ。この時代のペカりは今のようなLEDや液晶で光るペカりの神々しさは無い。

 

ペカっているのが気づかない程、暗いペカりなのであるから、たまったもんでは無い。

※暗い豆電球がひっそりとペカる(クラッシックジャグラーより暗いペカり)

 

 

『結果的に五万勝ったけど、腑に落ちない日だったな…メガネ野郎は三千枚か…差枚は変わらないけど、内容がまるで違う!』

 

ちなみにサーカスの島には私以外は誰も打ってない寂しい島であった。

 

設定師がサーカスも盛り上げようと6を入れてくれたと思うが、翌週には撤去されていた不遇台でもあった。

 

あの時代に朝一から若者がサーカスをフルウェートで叩いていたらただの変人である。しかも出したからサクラとも思われる。

 

すれ違うスロッター達からは哀れみの目で見られる屈辱もあった。

 

哀しい戦いであったのは確かだ。

 

 

 

ちなみに、私が一番ハマった告知系は

島唄』と『メンソーレ』『育ち』の30パイ。

 

この話は横浜の裏モノ系天国『ポパイ』&今は無き『エンデバー』編で書くのだが…

 

※フォロワーさんの山海堂さんは。この辺りは詳しいと思いますが…(西口の『おかあさん』お辞めになりましたよ😢)

 

裏モノの時代はかならず来ます。それが氷河期から這い上がったパイオニアオリンピアの意地であった。

 

そして有能な社員はついにとんでもないマシンを世に出したのである。

 

 

島唄

 

これ以上にヒリついた台は記憶に無い。

 

 

ある日、横浜『ポパイ』を覗くと川崎時代の先輩であるクズoffザクズ、のヒカルがいるのである。

 

しかも『ポパイ』の島唄を体育座りをし、リールパネル全面に千円札を貼り付けながら打ってる姿は異様な光景であった…

 

見るに耐えなくなり私は声を掛けた、もう帰ろうと…

 

『大丈夫っすか』

 

『あー💢もう14万入ってるわ、出るまで打つ』

と、ブツブツと言いながら叩いてる。

 

 

履歴を見ると2000超えであった…

 

 

『あー、ヒカル壊れたな』

 

と思った瞬間にヒカルの台から

 

『キュッ』

パトライトが一瞬チカったのである。

 

たまたま後ろで見ていた。

 

『ん、一瞬だがパトライト動いたぞ💦』

 

ヒカルに笑み(ニヤリ)

 

ヒカル、渾身の力でレバーオン

 

『キュイーン』

 

島唄の民が一斉に振り向く。

 

 

それは凄まじく、一撃万枚であった。

 

 

まさかの14万から一気に捲ったのである。

 

 

 

島唄はそもそも裏っぽいのに更に裏に改造しているのだから『ポパイ』の裏モノは堪らないのであった。

 

そして私も沖スロの魅力に魅了されてしまったのである。

 

借入件数3件

借入金180万

毎月の支払い8万

車のローン(60万)


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