博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

三十二話・番外編 アルゼ コンチネンタル3の歓喜と悪夢

2018年12月

 

本日は珍しくマイジャグラーで2700枚を出したので気分は良い。

投資6千円

回収54000円

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だが、相変わらず精神的に追い込まれているのか眠れない…

深夜3時。

 

 

眠れないため、気晴らしに回顧編を書きます。

 

 

 

 

 

あれは高校3年生の修学旅行の2日前の出来事だった。

 

 

 

当時、私が死ぬほど叩いていた台は間違いなくワイルドキャッツとセブンボンバーだ。

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この二機種はある意味、裏モノ。

表の仕様なんかあまり分からない。

 

 

そもそもパチスロ系の攻略本が無かったから仕方ない。パチンコ必勝ガイドのヘビー読者であったがパチスロ欄は後ろの5ページくらいだった。

 

※その後パチスロ必勝ガイドが創刊されたんじゃないかな…

 

 

 

まあ、自然とフラグをヒイた時には肌で感じるのがキャッツとボンバーだ。

 

 

 

ボンバーは2確が貯金(ストックされる仕様)されるハード系の裏モノ、キャッツも同じ感じだが遅れの違和感があったりして、ブッコ抜きをするには耐性が必要である。

 

 

 

カバン屋(裏ロム会社)仕様だと天井があるのかも分からないので、永遠にストックを貯めてしまうヒリヒリ感が凄まじかった。

 

 

ちなみに、何故かトータルではトントンだと思う。理由は仕様を知ってる人が少なかったために貯金台にちょくちょく座っていたらだろう。

 

 

 

 

それとベタピンの日も気配で分かるとパチンコに逃げるのである。

 

 

 

またマジカペやモンローもあったし遊べたのと勝負する時は一発台のターゲットやアトムや不遇台のキューピットだ。

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そんな台達と遊びながらバイトもWワークでみっちりと働いた(高校3年生で月収10万)

 

 

 

本題。

 

修学旅行2日前。

 

バイトは1週間の休みを入れ、軍資金は働いた10万だ。

 

無論、修学旅行当日までは遊興費を稼ぎ、現地でクラスの連中に何か買ってあげようと身分不相応の事をしようと目論んでいた。

 

 

1日目(修学旅行2日前)

 

この日は朝一から、バイト代である10万を握りしめ、ワイルドキャッツにぶち込んでいた。

 

 

いきなし仮天井まで引っ張られ、あっつー間に3万が溶けたが、貯金(ストック)を確認していたために止める事が出来ない。

 

 

 

だがしかし、耐えた後に来るのは解除の瞬間だ

ど真ん中の7がテンパイすれば2確。

 

 

 

『よし、これで状態に入るはずだ』

 

 

私が打っていたワイルドキャッツは一度、解除をすると貯金が空になるまで放出するため連チャンが終われば少し回して止めるのが普通である(仕様を知らないとただの地獄)

 

 

『よし、10連だ』

 

 

これでプラス領域に入る。

 

 

だがアホな私はパチンコの一発台アトムで更なる勝ち金の上乗せを目指すも、台の寝かせが悪いのか球がいくらクルーンに入っても手前の当たりに入らず、奥の穴に吸い込まれてしまう。

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アトムとは複雑な仕組みなどは無く、クルーンに三つあるうちの手前の穴に入れば当たりであり、当たれば一万円ゲットなのだ。

 

 

 

酷い店だと右の釘が×状態になっており100%クルーンに入らない店もあった(横須賀マリーン)

 

 

 

結果的にアトムのカニ歩きをし、これまたあっつーまに勝ち金を消滅させてしまう事態になる

 

 

『また一からやり直しか…』

 

 

 

このまま店を徘徊し、バニーガールやコンチなどを叩きながら資金を目減りさせてしまい、最後にたどり着いたのがぼったくりで有名なトーホー系のパチンコ屋だった。

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3号機は面白いのである、例えばコンチのテンパイ音『ドゥイン』と何とも言えない至福の重低音であり、スーパーバニーガールも堪らないリーチ目があり、飽きる事が無いのだ。

 

※ちなみにこのボッタ店で川崎時代のパイセン岩佐がバイトしていたがまだ面識は無かった

 

 

最後の闘いは一撃性能を兼ね備えている

 

                  『コンチネンタルⅢ』

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セブンラッシュというシングルボーナスの手中役を搭載したメーシーの3-1号機。
はっきり言って通常営業では大半の店が低設定。だが非常に面白かった。
セブンラッシュはBIGをひくかパンクフラグをひくまで継続し、平均獲得枚数は800枚程度。
獲得枚数360枚のBIGか90枚のREGでコインを増やした当時のパチスロとしては800枚でも大きな獲得枚数ではあるんだけど、これはあくまで平均。

 

シングル集中やバケをヒキまっくたりすると、一撃ウン千枚もあり。
つまり一日打っても1~2回しか手中を引けない設定1でも大勝ちの可能性もあった。

 

まぁそれを夢見て痛い目に会う人がたくさん、いたのも事実。

 

そういった低設定での猛爆もあるため、通常営業では低設定だらけなのもある意味、仕方が無かったのだろう。

集中一発で6000枚とかがザラに事故るから堪らない。

 

 

流れに乗ると悪魔のような吐き出しを見せる。

 

 

最初の千円でいきなしビックを引いてしまった。

 

当時はまだ、オスイチなんて言葉は無い。

(捏造・谷村の造語)

 

 

 

ここから何と!私の3号機史上最大出玉である6千枚をシングル集中によって記録してしまうのである(閉店までブッコ抜き、取りきれずで強制的に店から追い出される)

 

歓喜であった。

 

 

『恐るべし、コンチネンタルⅢの集中よ』

 

 

この日は12万勝ちの大勝利であった。

 

 

 

 

2日目(修学旅行は明日)

 

 

アホな私は12万も勝った喜びでボッタ店の開店1時間前から並びをかましていたのだ。

 

 

 

誰も私の後に並ばず、向かいの平楽に並びがチラホラ(平楽も悪徳店だが、トーホーよりマシである)

 

 

 

強烈な軍艦マーチが流れ開店が始まる、

 

 

 

私は猛ダッシュで前日にタコ出しを決めたコンチⅢをゲット。

 

 

 

だが客が誰もいない、アホ丸出しだ。

 

『ふん、まあいい今日もこのボッタ店からブッコ抜いてやるから覚悟しいーや』

 

 

6時間後、

 

 

 

嗚咽…

 

 

 

そこにはブチのめされたアホな私がいた。

あっつーまに10万が溶けたのだ…

 

 

果たして、この世にいる17歳が修学旅行前日に10万負けを決めるどアホはいるのだろうか?

 

ここでまだ終わらない。

 

 

私は虚無感と嫌悪感に襲われながら未練打ちを閉店まで打ってしまったのだ…

 

 

 

悪夢である

 

 

 

 

 

 

15万負け

 

 

 

 

 

 

これまた当時のパチンコ・パチスロの最高負け額のレコード記録を塗り替えたのだ。

 

 

 

 

修学旅行まで残り9時間。

 

 

 

 

もう修学旅行なんかどうでもよくなっていた。

 

 

 

 

 

私は別にヤンキーでも不良でも無いが、飲まなければやってらんなかった。

 

 

 

 

 

15万を負けた日にパイセンのお母さんがやっているスナックに顔を出し、閉店までサントリーオールドの水割りを飲みながら尾崎豊を熱唱していた…

 

 

 

 

次の日、死んだ魚の目で朝から吐きそうな私はクラスメイトが待っている長崎への修学旅行に行ったのであった。

 

 

 

これが私の『17歳の地図』夏。

 

 

ちなみに当時、1番ハマってた漫画は

 

『はじめの一歩』

 

 

ブライアンホーク対鷹村戦だったね。

毎週木曜日発売の少年マガジンが楽しみだったなぁ(遠い目で)

 

裏モノに勝つ!

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※この当時はまだ借金はありませんでした。

 

 

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