博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

三十三話・パチスロ4号機・ハードボイルドと初の風俗編。

数年前の事だ、慶次で25000円勝った帰りに今まで気にも止めなかった中国式マッサージに目が止まった。

 

若い女の子が極寒の中、呼び込みをしているのが気になり話を聞いてみた。

 

ん、どうやら45分で3千円か、パチンコは肩も凝るからたまにはいいか、

 

とスルスルと店内に入りマッサージを受ける。

15分頃かな…突然、女性が変わり、露出度マックスの女性が交代で入ってきたのだ。

 

 

なっ!(絶対にエロ系だ)

 

 

中国人の女の子

『お兄さん、出したいですか?2万出してくれますか?』

 

慶次の勝ち分が無くなるか…

今はとにかくお願いしたい(んな露出度で来られたらしょうがないよ…)

 

 

『はい…お願いします』

 

 

40分後、

『あの手だけですか?私はお触り無し?』

 

 

えっー!フィニッシュも無しなの…

 

 

アホか…

 

 

 

店から出た時の気分は最悪だ、二度と行かない!財布には無残にも二千円しか無かった…

 

 

 

 

 

2001年。

 

確かパチスロ『ハードボイルド』の天井を追いかけていたときだ。

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ボーナス終了後にメインキャラクターのジョニーがルーレット盤の上を走りARに入るか?

 

 

つー興奮必至のゲーム性であり、ARに入ればハイパービックとストック放出のAR恩恵があり.伸びれば5千枚も射程圏内であった。

まぁ、この日はいつものように負けたが、ゲーム演出が秀逸なため連日打ちまくっていた。

 

 

そんなある日のこと藤沢パラッツォ北口店に『ダブルチャレンジ』ドリームチャレンジが搭載され挑戦すると2倍、5倍、10倍、30倍とあり(当選確率は違う)一撃万枚も可能にする悪魔台が50台も入荷したのだ。

 

 

私は朝イチに並んだが抽選漏れをし夕方頃までハナビやルパンを打って高設定を探していたがどうもしっくりしない。

 

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ダブルチャレンジの島を徘徊しているとダブルチャレンジの反対側の島から強烈な違和感を感じるのである。

 

 

パッと見てみると、何と!誰も座っていない『ハードボイルド』の島に一台だけ小画面にジョニーが葉巻を吸い当たりを示唆している状態で放置してあるのだ。

 

 

 

『これ、タバコも何も置いてない…

座っていいんだよね?』

 

 

ダブルチャレンジは満席で誰も気づかないのか?信じられない…

(これが射幸性の強さだ)

 

 

 

私はジョニーの台を確保し、ルンペンのようにコイン3枚を拾い、金を使わずにハイパービックを引き当てたのだ(基本です)

 

 

この日は実に調子が良く3500枚ほど出てウハウハであった(6万勝ち→アコムに2万返済)

 

 

時は20時過ぎ、脳裏によぎったのは一度くらいは横浜のヘルス街に遊びに行きたいな…

 

 

※当時は性的な遊びはしていなかった(川崎時代は除く)キャバやパブなどには付き合いで通ったが話ベタな私には正直つまらなかった。10年後にちょっとした縁でキャバで働くのだが…

 

 

 

とにかく食欲より性欲が勝っていたため、愛車のインスパイア(中古)で藤沢からかっ飛ばし、21時前には横浜に突撃したのだ。

 

 

現地に着くと数々の素敵なお店が凄まじいシノギの削り合いをしている感じだ、フリーでも大丈夫だろうと安易に考えていたが、それは大間違いだ(人気店は予約をしないと半日待ちもある)

 

 

とにかく入りやすい感じのお店を歩いて探すしかない。

 

 

すると、突然私の肩をポンポンと叩き話しかけてきた若者がいる。

 

 

 

私はその彼を見て驚いた、彼も驚いたはずだ。

なんと呼び込みのクズは同じ高校の同級生であった…

 

クズ

『クロちゃん、久しぶりじゃん!何やってんのよ?』

 

『何って、お前アホか?目を血張らせて、こんな界隈を1人で散歩に来ると思うか?ったく、リズムが狂ったろ!』

 

クズ

『まあまあ、同級生のよしみで可愛い子を紹介するよ、ついでに少し安くしてやるよ』

 

『おいおい、風俗店で安くなんかしてもらったら恥ずかしいだけだろ。まぁこれも縁だな、お前さんの店に行くだけ行ってみるから』

 

 

 

結果、クズの紹介で『ピンクスター』60分コース15000円になった。壁に貼られている写真の可愛い子は全て予約済み。

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まぁ、いい。私は普通が一番好きなのよ。

 

 

私の横で何故かクズが『選んでやるよ』みたいな態度でまだいやがる。

 

『もういいだろ、お前さん外で仕事をしてきなさいよ!(高校時代、あまり話した事が無かった)』

 

 

クズを帰らせてからは、私は狭い待機場に連れて行かれ名前とプレイ内容を書いた。

(こんな店で本名なんか書けるかよ、友達の名前を書いとこ)

 

 

 

そして番号を呼ばれカーテンを開けて入ると暗くて良く見えないが艶やかな女性が立っている。

 

 

狭い部屋に案内されて初めてお嬢様の顔立ちが分かった。普通だが悪くない。

 

 

初のデビュー戦だ。失礼の無いように私も戦う姿勢であった。

 

 

 

10分後…

あろうことか、いきなし昇天してしまったのだ、これは論外と姫もおっしゃってくれたので

 

 

 

2回戦もこなしてくれたお嬢様にはチップでも渡さないと失礼と5千円程手渡し帰宅した。(当時は初ヘルスで何も知識は無かった)

 

 

 

店から出て夜空を見上げた…

 

 

ああ、こんな世界が世の中にはあったのか…

 

 

 

待てよ、マットとは?イメクラとは?ホテヘルとは?こんなにあるのか…

※ソープは川崎時代に2度ほど経験あり(カンカン娘)

 

 

 

 

漢に生きたならば網羅するしかない。

 

 

と決意した20代前半の出来事でした。

 

 

今回の物語は風俗編の序章です。

 

生き恥を晒し、杉作J太郎さん(すみません…)のように生きて行こうと思います。

 

 

※こちらの借金表は2005年のものです。

借入額240万

借入件数5件

毎月の支払い13万

※車のローンは60万

 

 


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