博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

十四話・暴力と風俗とギャンブルの街、川崎。

川崎の会社を退社する1ヶ月前の事である、歳が3個上の先輩と川崎の庄屋に行き酒を飲み、語りあっていた(彼とは今だに付き合いのある私と同じ種類のクズ人間である) 私は基本、ビールか焼酎しか呑めない体質なのか美味しい日本酒をやると翌日が大変になるので…

十三話・韓国ソウルでの惨劇。

この出来事は社会人5年目に突入する前の2月に起こった惨劇である。 1月の元旦、寮の連中が帰省するために寮には私以外は誰もいなかった。 青森や福井など遠くから来ているために休みを長めに取るので、私が代わりに彼らの分まで15日間休まずに働いた。 休み…

十二話・社長の逃走劇

社会人四年目の12月 最も忙しい時季だが、私も含め社員達は必死に働いた。 毎年、夏と冬には金額は少ないがボーナスが出るのである。 当時の給料は入社してから四年で毎月の給料14万から16万に上がったが話にならない金額である。 返済が毎月四万、ギリギリ…

十一話・暴力と恐喝に追われた川崎時代…

話は私が中学2年から3年に上がる時である。当時は悪しき伝統が不良達に受け継がれ、卒業して行く三年生達の、卒業リンチの儀式が行われていた。 次期、不良連中達にバトンタッチする意味でサンドバッグのようにぶん殴られるのである。 現代なら訴訟事件であ…

十話・パチンコ必勝ガイドの田山プロとの出会い

90年代から私はパチンコ必勝ガイドとスロット必勝ガイドのヘビー読者であった。 ガイドなら、田山プロや安田和彦のコラムが好きであった。スロットガイドは破茶滅茶な企画が面白く、ショッカーや91時間バトル等、非常に楽しく読めたのである。いまだにアニマ…

九話・時代は現金機からCR機へと変化する。

1993年に現金機が廃止されパッキーカードを購入しパチンコを打つ時代になった。 パッキーカードとは 1000円 3000円 5000円 10000円 4種類の中からカードを購入し打つ仕組みである。最初は実に面倒だったが、人は慣れるもの。 デジパチからCR機への移行と同時…

八話・サンエーサンキューと田原成貴。

サンエーサンキュー事件の事を知ってる人も多いと思うが、私が田原に一目起き始めたのはこの事件からである。 詳細はウィキペディアとかで調べればすぐに分かるので端折るが、当時からサンスポとギャロップの愛読者であった私は毎日、この事件を新聞でチェッ…

七話・初めての平和島(競艇場)

川崎の会社に入社して2か月が過ぎようとしていた。 毎日が忙しく、新人なのでクタクタになりながら寮に戻る生活をしていた。 寮生活では2人一部屋の配置になり、2段式ベッドで先輩が上に寝る義務となっていた。 幸い、静岡から出て来た一つ上の先輩は非常に…

六話・社会人編、

専門学校は一年制なのであっという間に過ぎた。大井のトゥインクルや川崎のナイターも良く通ったが大した勝ちには無らず、それ程ハマらなかった。 卒業間近になってくるにつれ、焦りが半端では無くなる。何故か? 私はマルイで買い物をしている時に何気なく…

五話・破滅への階段。初めての借金。

卒業式で覚えているのは教室で一人一人が一言をクラスのみんなに挨拶をする儀式があった。 一人は泣きながら語り、または思いを馳せて話してる奴もいた。 私の番が回って来るが一言で済ませた。 『えーっと、皆さんとは今後、二度と会う事は無いでしょう、幸…

四話・高校時代の番外編(パチンコ・パチスロ)

飛行機タイプのハネ物からパチンコのデビューを果たし、未だに打っているクズの見本であり見事に堕ちるとこまで堕ちたが不思議に後悔は無い。 80年代からのパチンコ必勝ガイドと週刊パチンカーを創刊号から買っていた私はヘビー読者になり、機種の解析に詳し…

三話・高校3年生、冬休みの激闘。

うちの爺さんの田舎は宮城県である。 その爺さんが家系図を見てみたいと、その道のプロに大枚をはたいて調べてもらい、一族の出身から始まる家系図を描かれた一冊の本が送られてきた。 それを私が目を通すうちに驚きを発見した。 なんと我が祖先は上杉家の家…

高校時代、最後の夏休みの惨劇。ニ話

高校3年生は最後の夏休みは進学をするために夏期講習や高校野球の応援、ディズニーランドに行ったりし、青春を謳歌しているのが普通だ。 しかし、私は違った。 防水屋で工事のバイトをフルで働いた。 中免を取り、単車を購入する予定だったのだ。 夏休み最後…

全ての始まりは『飛行機タイプ』からだった。一話

1986年に平和から伝説の名機『ビッグシューター』が出た。 当時、高校一年生の夏までは野球部に所属していた。夏に合宿中に私は何故かブチ切れて、監督に『野球部辞めます』と言ってバスで帰宅した。 ここで青春の1ページ目が終わったのだ、それから卒業する…