博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

2018-01-01から1年間の記事一覧

三十二話・番外編 アルゼ コンチネンタル3の歓喜と悪夢

2018年12月 本日は珍しくマイジャグラーで2700枚を出したので気分は良い。 投資6千円 回収54000円 だが、相変わらず精神的に追い込まれているのか眠れない… 深夜3時。 眠れないため、気晴らしに回顧編を書きます。 あれは高校3年生の修学旅行の2日前の出来…

三十一話・2007年 覚悟はあるか?(支払いの)

2007年。 非通知電話が鳴り響く うん、誰だろ? 私『はい、もしもし』 女性『××様の電話でしようか?私、セゾンカードの××です。ご予定の振り込みがされて無かったようですが、何かあったのでしょうか?』 (やっべー、忘れていたし返済する金も無いな) 私『…

三十話・ミリオンゴット編&換金所事件

2018年11月 耐え難き苦痛に襲われている。 勝負馬券が全て出遅れなのだ、ツイてない… 今は勝負熱を冷やす時期なのだろう。暫くは博打から離れるしかない。こんな時に一発逆転は皆無である。 これは博打打ちとしての経験で分かる事だ。 おかげで携帯電話料金…

二十九話・沖スロ編、ブルーラグーン&めんそーれ30

2018年10月 ほぼ毎日が競馬三昧である。嫌でも詳しくなるもの。 人の予想に丸乗りしたり、自分で考えないで馬券を新聞の印通りに買う事もしない。 最近はtwitterやYouTubeでの予想家さんが増えてるのには驚く、んなに小銭が欲しいのかね? はたしてど素人のt…

二十八話・渋谷激闘編①&伝説の30パイ南国育ち

2018年9月 たった10日間で12万も負けてしまった… 何度も書いているが毎月の支払いが40万、食費は抜いてだ。 連れ合いの社会保険までは払えない。 個人で経営をしていると毎月の売上に変動があり金をストックしなければカツカツである。 金に関しては妻が働い…

二十七話・投資に失敗し100万が溶けた…もう終わりだよ。

2018年9月 絶望である… サイドビジネスに投資をしていた金が飛んでしまった。 現実に甘い話がある訳が無い。 一瞬で100万が無くなった… もう一度言う。『100万』 その他諸々を入れると200万は消えた。 私は嘘は書かない。 仲間から一報を聞いた時には現実を…

二十六話・消費者金融への加速装置セットオン。

2018年9月1日 250万の借入をしている公庫の返済まで残り4日である。 6日にビューカード&公庫の引き落としのため6万の入金が必要であるが… これを使うと妻へ渡す給与が無い… 非常事態である… これを渡さないと2人分の保険や管理費や通信費が払えないのである…

二十五話・借入が完全に自分の預金と勘違いしていた4号機。

2018年8月28日 朝一からマイジャグの新台を打つも手答えがイマイチである。 この日に使える金は2万までだ。前日の南関競馬で勝った金である。 念のためだが、妻から振込みを頼まれた五万も財布には入っている。(マンションの管理費&駐車場代) これには手をつ…

二十四話・史上最強機種『獣王』(加速して行く借金のきっかけでもある)

2018年8月24日 呑気に3日間だけお盆休みだと言う理由だけでまた、散財してしまった… 博打は多少勝ったが、終わりのないのが博打。 私には倹約は出来ないのか? 否 出来る。 あれは1994年の頃だった。 借金持ちの分際で平塚のアパートを借りて同棲なんて考え…

二十二話・2000年問題と借金返済の苦悩。

2018年8月19日 札幌記念は負けたか… 前日予想で、マカヒキを切った時点で終わってたな… 最近は体の調子があまり良くない。当然である。 今月は夜も朝も御飯をまともに口にしていないからだ。 仕事は絶対に休めない。 私は小さな店を構えている。仮にも個人事…

二十一話・4号機により危うく人の道からハズレそうになった。

2018年、8月14日 朝一、スロット専門店『サントロペ』にて狙い台を確保するために並んでいた。 パッと見て30人程の並びである。 客はお盆の最中でも意外にいるんだなぁ、と感心してる間にオープン、争奪戦が開始される。 私の財布には2万しか入ってない。口…

二十話・人の心を失ってはダメだ。

1999年〜2000年、私は戸塚にある会社に転職した。 理由は給料がなんと30万プラス賞与まである。 そして車通勤も可。 私の働いている業界では、24歳にしてこの給料は破格である。 仕事内容も川崎時代に比べればラク過ぎる。 しかし問題が一つある。郊外にある…

十九話・『クズ』と『クズ』はいずれ引かれ合う。

1998年に私は横浜の会社を去る決意をする。 店長(仮名リトルと呼ばしてもらう)は2代目で三兄弟で各店舗を持っているボンボンである。私より5歳年上なのだが、家は新築で車はベンツのワゴン。 リトルは仕事中に抜け出してはパチンコに行く程のクズである。 …

十八話・ラララ無人君♪(無人契約機の登場)

1997年、この年辺りから急激に無人契約機(消費者金融)があちらこちらに進出してきた。 テレビのCMでも 『ららら無人君♪ららら無人君♪』などとポップ♪な乗りで消費者金融のCMが世を席巻していたと言っても過言では無いほどであった、どこを歩いても消費者金融…

十七話・借金、加速編

1996年、この辺りからだろう加速的に借金が増えていったのは… 理由は簡単である、身分不相応な車を買ったり、金が無いのに飲み会にフル参加、また後輩と飲む時には一切、年下には金を出させないこだわりがあった(ただの見栄であるが、飲みに行く時はカードか…

十六話・新台『エヴァンゲリオン使徒再び』中毒になってしまった…

新入生が入る前に私は川崎の会社を辞めた。 様々な出会いも会った、川崎競馬の厩舎関係者や日刊競馬の大井担当記者、プロ野球選手、全く興味は無いが落語家に地元のヤクザと… んな事より給料が16万ではやって行けないのが実情である。 私は辞めてからの行動…

十五話・アングラ博打『キューティーバニー』編

川崎を去る前に東神奈川に引越した先輩(仮名で沖と呼ぶ)から聞いたネタなんだが、凄まじいイベントがあるとの事で私も現地に行ってみた。 川崎から東神奈川までは電車で15分程の距離なので仕事が終わってからでも21時には到着する。 店名は忘れたが、駅前の…

十四話・暴力と風俗とギャンブルの街、川崎。

川崎の会社を退社する1ヶ月前の事である、歳が3個上の先輩と川崎の庄屋に行き酒を飲み、語りあっていた(彼とは今だに付き合いのある私と同じ種類のクズ人間である) 私は基本、ビールか焼酎しか呑めない体質なのか美味しい日本酒をやると翌日が大変になるので…

十三話・韓国ソウルでの惨劇。

この出来事は社会人5年目に突入する前の2月に起こった惨劇である。 1月の元旦、寮の連中が帰省するために寮には私以外は誰もいなかった。 青森や福井など遠くから来ているために休みを長めに取るので、私が代わりに彼らの分まで15日間休まずに働いた。 休み…

十二話・社長の逃走劇

社会人四年目の12月 最も忙しい時季だが、私も含め社員達は必死に働いた。 毎年、夏と冬には金額は少ないがボーナスが出るのである。 当時の給料は入社してから四年で毎月の給料14万から16万に上がったが話にならない金額である。 返済が毎月四万、ギリギリ…

十一話・暴力と恐喝に追われた川崎時代…

話は私が中学2年から3年に上がる時である。当時は悪しき伝統が不良達に受け継がれ、卒業して行く三年生達の、卒業リンチの儀式が行われていた。 次期、不良連中達にバトンタッチする意味でサンドバッグのようにぶん殴られるのである。 現代なら訴訟事件であ…

十話・パチンコ必勝ガイドの田山プロとの出会い

90年代から私はパチンコ必勝ガイドとスロット必勝ガイドのヘビー読者であった。 ガイドなら、田山プロや安田和彦のコラムが好きであった。スロットガイドは破茶滅茶な企画が面白く、ショッカーや91時間バトル等、非常に楽しく読めたのである。いまだにアニマ…

九話・時代は現金機からCR機へと変化する。

1993年に現金機が廃止されパッキーカードを購入しパチンコを打つ時代になった。 パッキーカードとは 1000円 3000円 5000円 10000円 4種類の中からカードを購入し打つ仕組みである。最初は実に面倒だったが、人は慣れるもの。 デジパチからCR機への移行と同時…

八話・サンエーサンキューと田原成貴。

サンエーサンキュー事件の事を知ってる人も多いと思うが、私が田原に一目起き始めたのはこの事件からである。 詳細はウィキペディアとかで調べればすぐに分かるので端折るが、当時からサンスポとギャロップの愛読者であった私は毎日、この事件を新聞でチェッ…

七話・初めての平和島(競艇場)

川崎の会社に入社して2か月が過ぎようとしていた。 毎日が忙しく、新人なのでクタクタになりながら寮に戻る生活をしていた。 寮生活では2人一部屋の配置になり、2段式ベッドで先輩が上に寝る義務となっていた。 幸い、静岡から出て来た一つ上の先輩は非常に…

六話・社会人編、

専門学校は一年制なのであっという間に過ぎた。大井のトゥインクルや川崎のナイターも良く通ったが大した勝ちには無らず、それ程ハマらなかった。 卒業間近になってくるにつれ、焦りが半端では無くなる。何故か? 私はマルイで買い物をしている時に何気なく…

五話・破滅への階段。初めての借金。

卒業式で覚えているのは教室で一人一人が一言をクラスのみんなに挨拶をする儀式があった。 一人は泣きながら語り、または思いを馳せて話してる奴もいた。 私の番が回って来るが一言で済ませた。 『えーっと、皆さんとは今後、二度と会う事は無いでしょう、幸…

四話・高校時代の番外編(パチンコ・パチスロ)

飛行機タイプのハネ物からパチンコのデビューを果たし、未だに打っているクズの見本であり見事に堕ちるとこまで堕ちたが不思議に後悔は無い。 80年代からのパチンコ必勝ガイドと週刊パチンカーを創刊号から買っていた私はヘビー読者になり、機種の解析に詳し…

三話・高校3年生、冬休みの激闘。

うちの爺さんの田舎は宮城県である。 その爺さんが家系図を見てみたいと、その道のプロに大枚をはたいて調べてもらい、一族の出身から始まる家系図を描かれた一冊の本が送られてきた。 それを私が目を通すうちに驚きを発見した。 なんと我が祖先は上杉家の家…

高校時代、最後の夏休みの惨劇。ニ話

高校3年生は最後の夏休みは進学をするために夏期講習や高校野球の応援、ディズニーランドに行ったりし、青春を謳歌しているのが普通だ。 しかし、私は違った。 防水屋で工事のバイトをフルで働いた。 中免を取り、単車を購入する予定だったのだ。 夏休み最後…