博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

十一話・暴力と恐喝に追われた川崎時代…

話は私が中学2年から3年に上がる時である。当時は悪しき伝統が不良達に受け継がれ、卒業して行く三年生達の、卒業リンチの儀式が行われていた。

 

次期、不良連中達にバトンタッチする意味でサンドバッグのようにぶん殴られるのである。

現代なら訴訟事件である。

 

不良軍団に属してないのに何故か私も呼び出された。誰も来そうもない古びた神社に総勢10名ほどの同級生の不良軍団と共に向かう。

 

『なんで、俺が呼ばれてんの?』

と不良のタメに聞くと…

『なんか俺達と仲良いからじゃね?』

 

不条理である、私は人に乱暴や暴言などは一切吐かないし万引きすらしない学生である。

 

神社に到着すると、我々は一列に並ばされ一人一人渾身の力でぶん殴られるのである。

 

私は隣の奴にボソっと呟いた

『おい、何だよこれは軍隊かよ』

それが聞こえてしまった先輩に私は顔面からぶん殴られて倒れるとそのまま三人の先輩に蹴る殴るの繰り返しを喰らう。

 

いい加減にブチキレた私は反撃をしようと近くに落ちていた木の棒っきれを掴んだ瞬間だった。

 

猪木かと思う延髄蹴りがすかさず首に飛んできたのであった。この一撃で私はノックアウト。

 

周りの連中もボコボコである、悲惨な惨状であったが、流石は1番強かった極真空手を習っていたダイちゃんは耐えていた。

恐らく1番殴られたと思う。

 

私は最後に屈辱の正座をさせられて、革靴で腹を蹴られ吐き、ぶっ倒れた。

 

1時間後に不良の先輩に和解の握手を無理矢理させられ、解散であった。

 

恐ろし時間であったのは間違いない。

 

話は社会人になって3年目の時である、仕事が終わり恒例のパチ屋チェックをしに行く途中である。

 

突然、見た事も無い、漫画のカメレオンの主人公・矢沢みたいな奴と椎名みたいな二人組が私に話かける。

 

矢沢『ちょっとお兄さん、話があるんだけど来てくれない』

 

誰だこいつは?

私『あんた誰?こっちは忙しいから無理だわ』

 

※実はパチンコタイガーに置いてあるニューパルサーを打つ予定であった。

 

矢沢『俺、いま無性に喧嘩したいんだよね、お兄さんと勝負がしたいな』

 

私『ふざけんな、寝ぼけてんじゃねーぞ!ガキと遊んでる暇は無いんだよ!帰って寝なさい』

 

矢沢のビビった反応を見た椎名は仲間らしき軍団に連絡しに走って行く。

それを見た私は危ない予感がしたので、

『ガキは帰って寝ろ!』

と言い残し、足早と駅に向かったのである。

『なんなんだよ、この街は』

この日は難を逃れたのであるが…

 

 

数週間後、私はパチンコタイガーでニューパルサーを打ち、チョイ勝ちのまま店を出て暫く歩き昔あったチネチッタのライブハウスの前辺りまで来ると…

 

また突然、私の目の前に真っ黒なヤンキー仕様のオデッセイが停まる。

ガラっとオデッセイのドアから一人の男が車から一言

『お兄さん、ちょっとドライブに行かない?』

 

私は唖然とした、車の中にはギャングみたいな連中が五人ほど乗っているみたいだった。

 

私『時間無いから、可愛い女子でも誘ったら?』

 

ギャング『黙って乗れや、楽しいから』

楽しい訳が無い。

 

多勢に無勢。会話は終了、猛ダッシュで駅まで行き電車に乗ったため、また難を逃れる事が出来た。

 

改めて考え直した。

『川崎は、かなり危ない街だ…』

※今、現在の、川崎周辺は危ない事はもう無いと思います。

 

他にも喧嘩に巻き込まれる事件が何度もあったがブログの主旨と違うので、この辺りで止めときます。

ちなみに1番ヤバかったのは渋谷です、渋谷編でそれは載せます。

 

当時、1番ハマったのが山佐のニューパルサーだったなぁ、大量リーチ目に程よい連チャンが実に楽しかったなぁ。

 

 

借入件数2件

借入額30万年

毎月の支払い4万

 


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