博打との死闘

博打のヒリつきに狂い借金を重ねていく実話

二十九話・沖スロ編、ブルーラグーン&めんそーれ30

2018年10月

 

ほぼ毎日が競馬三昧である。嫌でも詳しくなるもの。

人の予想に丸乗りしたり、自分で考えないで馬券を新聞の印通りに買う事もしない。

 

最近はtwitterYouTubeでの予想家さんが増えてるのには驚く、んなに小銭が欲しいのかね?

 

 

はたしてど素人のtwitter予想家さんには、二足のわらじごときで長続きできると思うかね?スピード指数だけなら全員が金持ちだよ。まぁ人は人なんで、どうでもいいけどね。

 

 

私の性格は最後は負けるんだよ

それも知っている。

 

なので私なりの美学の馬券を買い、潔く散るのである。

 

その代わり、とことん調べるよ

 

博打の、共通語

『まずは的を知れ!』

 

2005年の大船のスロット屋がついに30パイ沖スロを入荷した。バキバキの裏モノだ。

 

記憶の中で忘れられないのが『大船クイーン』である、客はほとんどいないのに、何故か朝一に行くと3台程が先に告知してあるのである。

告知とは今ならGO GOランプが光っている状態

 

これがモーニングだ。

ただし、この裏モノは三千枚がリミッターである。

その名は『ブルーラグーン

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完全に不遇台である。

 

対ラグーン戦では熾烈な台取り合戦が毎朝繰り広げられていたが、気づくとニートの連中しかいない…

虚しくなったので脱落。

 

そしてもう一台、誰も触っていない強烈な極悪スペック『リノ』があった。

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初めて触った時には嫌な予感はしたが3枚目の諭吉をコインサウンドに入れ、打ち始めるとレモンが2回連続で落ち、まさか?

 

予想通りのレモン落ちバージョンであった。

この『リノ』は当たるごとにホラー映画もビックリするほどの音が発生するのである。

ジャグラーのガゴッなんか子供騙しの音域である。

リノは当たった瞬間に画面の💰から店内中に響くであろう『ドキュン‼︎‼︎』と強烈な音が響くのである。ご老人なら心臓が止まる程の爆裂の音なのである。

 

私は何度も椅子から落ちそうになった経験がある。

 

話は戻るが、コイン落ちが決まってからは一撃で7800枚、わずか2時間で出たのである。

無論、等価だ。

 

ただこの店はあまりにも評判が悪いため、通う事はほぼ無かったのであった。

 

そんな時にヒカルから電話があり

 

『お前、めんそーれは打ったか?』

『いや、沖スロ?』

『そうだ、連チャンが止まらないよ、焼肉奢るから今すぐに横浜のエンデバーに来てくれ』

『焼肉!?なら行きますよ!』

 

時計を見ると15時。

早速、岩佐にも連絡を取り二人でヒカルのいるエンデバーに向かう。

 

エンデバー』は地下にあり薄暗く沖スロをよく分かっている作りなのだ。

 

ヒカルの姿が見えたので声を掛けてみる。

『万枚…じゃないんすか?』

 

『お前らが来る前に二千枚飲まれたわ』

 

『…』

 

『止めて、焼肉に行きましょうよ』

 

8000枚の勝ちをおさめたヒカルはルンルンであった。

 

話を分かってもらいその日は近くの焼肉屋に移動した。

が問題が発生した。

ヒカルが選んだ焼肉屋はなんと、食券式の焼肉屋なのだ、ビールやカルビを頼む時には食券の前に並ばないと注文出来ないのだ。

 

私と岩佐は激怒、なんで自分達の財布から食券を買ってんだよ💢

野郎は相変わらずセコイ奴だ!

 

結果的にこのふざけた焼肉屋は1時間で出て、近くの『西口・お母さん』にて飲み食いしてヒカルに1万を払わせたのは当然であった。

 

ったく。

 

 

 

その後の事だが、わたしはエンデバーの常連になっていった。

天井も考え財布には7万を常に持っていた。

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『さあ、朝一からめんそーれ30を叩いてやるで!』

 

3時間ほど一進一退の攻防を繰り広げ、5万が失われ、疲れと焦りが出始めた時だった。

 

ビックボーナスを消化した5ゲーム目

 

『頼むぞ、クラッシュよ来い!』

 

渾身の力でレバーを引っ叩く!

 

 

『ブッシュン(全消灯のフリーズ)』

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『えっ、あっ(目がキョトン)』

 

 

 

『ブゥーン、ブゥーン、ブゥーン(ドットのお星様が右上から流れ星のごとく飛んでくる)』

 

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『きっ、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

『クラッシュが…ついにきたよ(震え)』

 

即、ヒカルと岩佐を、呼び自慢をする。

2人とも同時に『チッ』とだけ言い去っていく…

 

 

この日は大爆発し『12000枚』出たのであった。無論、連中には二万ほどはご馳走した事は当たり前であった。

 

 

が、しかしのちに『エンデバー』は最悪の遠隔店になり数年後にはこの世から姿を消すのであった…

 

そして比例するかのように私の財産であるアイクの限度額70万あったのが1万円しか下ろせない時期でもあった…

 

カードが今は5枚か…

6枚目が必要になるかも知れないな…

 

なんか、社会的にヤバい気がするぞ…

誰にも借金の事は話していない、親には死んでも言えない…

 

いま消費者金融からいくら借りてるんだろう?

健康保険も年金は払ってる、うん大丈夫だ。

 

恐る恐る、計算機でタンタンと出してみた。

『ホゲェ‼︎』

 

この時、私は人生を考え直しました。

 

 

カイジなら言うだろ

『続行だぁ‼︎』

(いや無理だろ…)

 

借金300

借入件数5件

毎月の支払い15万円


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