三十九話・ギャンブラーのルーティン・川崎競馬場編
2008年の借金を一旦、振り返ってみる
借入300万
借入件数5件
毎月の支払い20万
流石に毎月の支払いが20万になると生き地獄であった…
今考えると当時の休日のルーティンを振り返ってみないと原因が分からない(今は成長し抑えている)
朝6時起床(パチンカーは早起きが基本)
整理券をもらいに7時にパチ屋へ原付で向かう
早速、店に入り新台『パチスロ北斗の拳2 ネクストゾーン将』を打つとAT1000をヒクが2千ゲームの上皿揉み揉みタイムに耐えられずヤメ(これは悶絶だった…)
『確か、今日は川崎スバーキーングナイターやってたな』
クソ台で勝った2千円を握りしめ、川崎競馬場に行く為にカードから5万引き出し移動(セゾンカードのキャッシング)
川崎競馬場に着くとまず験担ぎで貧民街の2階のラーメン500円を食し、ビールを片手にゴール前の喫煙所で一服するのがルーティンだ
5万しか無いため野口2人は四つ折りで財布の隅に隠す(電車賃を確保するため)
私は5R目からついに買いに走った、理由は『野生の感』だけだがパドックと返し馬を執拗にチェックした感触は実に良かったからだ
馬連3000円を5点買い=15000円の投資だ
ゴール前で逃げ切るはずの真島がぶっちぎるはずだ、私はゴール前で真島を待った
1着は真島だが2着が抜けていたためハズレ…
残金3万か…(負けた怒りでビールや焼酎に焼き鳥におでんの魔力に負け、食い散らかして5千円を溶かしてしまったのだ💦)
次は7R目、今度は安パイ策で固そうなワイド2点に5千円=1万
ゴール前で差され思わず声を出してしまった…
『あっ!』(この日初めて声を出した…)
周りの怒声💢も凄まじかった…
さぁ
もう2万しかない、元金を取り返すには単勝5千円複勝15000円にしよう…負けても勝っても帰ります
勝負は8R目、『田倉の予想屋』田倉のオヤジが妙に5番人気の正重を推している…
このオヤジが中穴から入る時は要注意なんだよなぁ…
とりあえず予想を200円で購入した
複勝でも2.5倍か…
複勝に3万で勝負!(借入限度額のセゾンからギリで福沢を引き出したので単勝はヤメ、安パイの複勝なら勝てる!)
喫煙所でレースを見届けた、3万近く張ると流石に始まる直前では心音が聞こえてくる
『ドグッ、ドグッ、ドグッ』
4コーナーを超えると喫煙所の位置からではゴールが見えないのでゴール前の位置までダッシュして見届けるのだが(ゼェゼェと息苦しかったが)
見事に正重は4着…
終わった…
(田倉のジジイ💢)
メインレース前だけど帰ろ、
帰る時は川崎駅までの無料バスに乗り帰宅するのもルーティン
今日の収支は-6万(飯代+交通費=7千円)
地元に戻るとまだ20時30、財布には四つ折りの2千円と3千円がある。
もう一丁勝負!パチ屋に向かって…
(ストレートでジャグラーに完敗…)
これが当時の休日ルーティンであった…
そして孤高のギャンブラーがこの日発した言葉はゴール前での『あっ』だけであった…
嗚呼…また借金が増えてしまったか💧
帰宅しシャワーを浴びながら発狂するのもルーティンです(泣きながら😢)
そろそろヤバいな(いつもだけど💦)
借入306万
借入件数5件
毎月の支払い21万